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悩んだら実際に使ってみよう!
DAWソフト選びは、DTMをしたい人が初めに悩む事柄です。
そもそもDAWソフトとは何かというと、作曲ソフトのことです。
DAWは「Digital Audio Workstation」の略です。パソコンで作曲する際に、一番必要なものです。
現在、世の中には多くのDAWソフトがあります。
今回取り上げる「Cubase」、「Logic Pro」の他にも「Studio One」や「Ableton live」、EDMやDJ向けの「FL Studio」などがあります。
そして音楽業界で使用されているのがプロ向けの「Pro Tools」です。
多くのDAWソフトからどれを選べば良いか迷うと思いますが、基準としては『ジャンル』や『使いやすさ』、『使用しているパソコンのOS』が挙げられます。
『使いやすさ』を知るには自分で使ってみるのが一番です。ほとんどのDAWソフトには体験版があるので、体験版をダウンロードして使用してから決めるのが良いでしょう。
Cubaseを体験する方法
Cubaseの体験版(30日限定)は公式サイトからダウンロードできます。
Cubaseには大きく3つの種類があります。
上位から「Cubase Pro」、「Cubase Artist」、 「Cubase Elements」となります。
それぞれの違いは機能の差や音源の数です。
基本的な使い方は、変わりないので30日間限定ではありますが、「Cubase Elements」の体験版を使用するのがオススメです。
どうしても「Cubase Pro」を体験したい人は、別途USB-eLicenser (Steinberg Key)を購入する必要があるので事前に準備しておきましょう。
Logic Proを体験するには
Logic Proの体験版(90日限定)はApple公式サイトからダウンロードできます。
Apple製品のため、Macでの使用に限られます。
90日あるので、色々遊んでいじったりできます。
DTM未経験の方にもオススメです。
これからDTMをやる前に「やっていけるかどうか?」が分かるからです。
90日間で飽きてしまう場合は、やめといた方が良いでしょう。
DTMには、お金がかかるので十分に検討した上で始めましょう。
Logic Proでなくても、GarageBandでも体験できます。
GarageBandはLogic Proの下位バージョンのようなDAWアプリです。
MacだけでなくiPadやiPhoneで使用できるので、ぜひ遊んでみてください。
Cubaseのオススメポイント
ここでは、Cuubaseの良さについて述べています。
WindowsでもMacでもOK
Cubaseは、WindowsとMac両方のOSで使用することができます。
OSに依存しないのは強みだと言えます。
また、使い慣れた自分のパソコンで操作できた方が効率的ですね。
メモ
一方、Logic Proは現在のところ、Mac専用のDAWです。
情報量が多い
日本ではCubaseの使用率は高く、素人からプロまで幅広く使われています。
そして、30年近い歴史があるので、大抵のことは検索すれば情報を得ることが出来ます。
DTMをする上でトラブルはつきものです。
トラブル時において、情報量の多さは強力な武器です。
ボーカロイドと相性良い
最近ボカロPの楽曲で話題になっているボーカロイドですが、ボーカロイドの制作会社はYAMAHAです。
Cubaseは、ドイツのSteinberg社が開発したソフトです。
実はSteinberg社はYAMAHAの子会社なので、ボーカロイドは他のDAWで使用するよりCubaseの方が圧倒的に使いやすいのです。
コードに強い
Cubaseには、コードに関する機能が充実しています。
具体的にはコードトラック、コードアシスト、コードパッドの3つが挙げられます。
コードトラックは、画面上でコード進行が一目でわかる機能です。
コードの音も鳴らすことができるので、色んなコード進行を試すことができます。
コード進行に迷った時、特に初心者は分からない場合があると思います。
そんな時は、コードアシストが役に立ちます。
よく使用されるコードを提案してくれます。
Logic Proのオススメポイント
次に、Logic Proの良さについてみてみましょう。
安い!
Logic Proは人気のDAWの中で非常にリーズナブルです。
Cubase Proはサウンドハウスで税込¥55,000程です。(2021年8月)
Logic ProはApp Storeでの購入に限られますが、税込¥24,000です。
安いからといって他のDAWに劣っていません、機能的には十分です。
Cubase製品の場合、アップデートに料金を追加する必要がありますが、Logic Proは無料です。
多くのDAWは、買い切りですが、中にはサブスクのものもあるので検討する際はご注意ください。
ちなみにLogic ProとCubase製品は買い切りです。
ドラム音源「Drummer」がすごい!
Logic Proを買うメリットの一つが「Drummer」です。
ドラムの打ち込みは正直大変です。
初心者なら一層苦労します。
ですが、「Drummer」なら仮想AIドラマーがあなたの曲に合わせてビートを刻んでくれます!
色んなジャンルにも対応していてドラムキットの編集も可能です。
ドラムの打ち込みの勉強にもなります。
シンセソフト「Alchemy」搭載!
有料級シンセソフト「Alchemy」が元々付属しています。
すぐに使用できるぐらい質の高いシンセ音源がたくさんあります。
変更できるパラメーターが多く、操作は難しそうですが、自分好みの音にいじったりできるのは大きな利点です。
段々、操作に関する情報も増えているので、時間をかければ使えるようになってくると思います。
ループ素材クオリティよし
Logic Proには「AppleLoop」というループ素材が多数収録されています。
トラック上にドラッグ&ドロップするだけで簡単に使用できます。
さらに、ループ素材をカットして部分的に使ったり、キーの変更を行うことだってできます。
Logic Pro購入前に、体験版でぜひ「AppleLoop」を使ってみてください。
すぐに時間が経つぐらい遊べます笑
まとめ|両方使用している人も多い
Cubase とLogic Pro、それぞれのオススメポイントについて紹介しました。
よく比較される2つのDAWですが、どちらかでないと作曲できないということはないので最終的にはご自身のPC環境やスキルによると思います。
Logic Proは直感的で分かりやすいと言われますが、操作なんて慣れたら分かってきます。Cubase のコードアシストもよく初心者にお勧めだと言われますが、コード進行について調べることも大切です。
複数のDAWを使用しているDTMerの方も多くいます。僕もCubase とLogic Pro持っています。両方あるとそれぞれの長所を掛け合わせることができて楽しいです。
容量は食われますが汗