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MIDIデータを買ってみた
DTMやバンド、楽器をしている方の中には、今流行している曲や好きなアーティストの曲がどんな構成になっているのか気になっている人は多いでしょう。
普通、曲について知りたいときは楽譜やバンドスコアを買うと思います。
もちろん楽譜やバンドスコアは役立ちます。しかしMIDIデータを購入するのは楽譜やバンドスコアを買う以上にメリットがあります。
今回は、MIDIデータについて紹介したいと思います。
MIDIデータとは?
DTMをしている方には馴染みがあると思いますが、MIDIデータについて知らない人の方が多いと思います。
なので、そもそもMIDIデータとは何か?について簡単に解説します。
MIDI(Musical Instrument Digital Interface)データとは演奏データのことです。
音には強弱、長さ、高低など様々な情報があります。
これらの情報をデータ化したものになります。
主に、DAW(パソコンでの作曲ソフト)で使用されます。
MIDIデータについて知らなくても、オーディオデータについては知っているという方はいるのではないでしょうか?
MP3やWAVEなどの音楽ファイルのことです。
DAW上ではオーディオデータは写真のような波形になります。
こちらはデータというよりか物理的な音って感じがしますよね。
オーディオデータは録音した音で、MIDIデータは録音した音をデータで表示したものといった感じです。データなので全てを数値で管理できます。
当然オーディオデータはMIDIデータに変換可能です。
カラオケはそれを応用している良い例ですね。
声のオーディオデータをMIDIデータに変換して採点しているのでしょう。データ的に比較できるので採点できるわけですね。そういえば音程のバーもありますもんね。
MIDIデータを買うメリット
DTMをしている人にとって、MIDIデータを買うことはとても役立つと思います。
楽譜やスコアより断然分かりやすいからです。
ドラムのこの部分だけ参考にしたい!この音の打ち込みはどうやっているのか?
といった細かな疑問を調べるのも簡単です。
DTMをしていない人にもメリットがあります。
それは、カラオケの練習や楽器の練習です。
テンポを自由に変えることができますし、キーも変更可能です。
同じ箇所を何回もリピート(ループ)させることもできます。
録音環境があれば、PC上で音を出しながら自分の演奏を録音することだってできてしまうのです。
ただし、上記のようにMIDIデータを扱うにはLogicやCubaseなどのDAWソフトが必要です。
Macをお持ちの方は無料のDAWアプリGarageBandでも使用可能です。
そして何より一曲単位で購入できて、価格がスコアより安いのも魅力です。
参考までに。楽器演奏用のMIDIデータ1曲で税込220円でした。
購入サイト
MIDIデータに関してざっくりと理解できたでしょうか?
次は、購入サイトについて紹介します。
僕が普段MIDIデータを購入しているのは、ヤマハミュージックデータショップです。
リンク→ https://yamahamusicdata.jp
MIDIデータだけではなく、エレクトーン用のレジストデータもあります。
データには歌詞、楽譜付き、ピアノソロ用など色んな種類があります。
僕は楽器演奏用のMIDIデータを購入しています。
購入するには、会員登録(無料)する必要があります。
購入したらマイページから買ったデータファイルをダウンロードして下さい。
毎月よくMIDIデータ購入する人は定額プランもあるので、そちらの方がお得です!
MIDIファイルを読み込む
では購入したMIDIデータファイルをDAWソフトへ読み込んでみましょう。
ここではLogicとCubaseについて取りあげています。
Logicへ読み込む方法
Logicを立ち上げたら、新規プロジェクトを作成します。
ここではソフトウェア音源で作成していますが、新規プロジェクトが立ち上がれば良いので、ソフトウェア音源でなくても大丈夫です。
上部メニューバーのファイルから読み込みます。
ファイル → 読み込む → MIDIファイル...をクリックして下さい。
自分が保存したMIDIファイルを選んでクリックして下さい。
下の画像のようにトラックと楽器が表示されたらOKです。(MIDIトラックはぼかしてます)
Cubaseへ読み込む方法
Cubaseの場合もLogicの時とほぼ同じです。
新規プロジェクトを作成します。
作成できたら、上部メニューバーのファイルから読み込みます。
ファイル → 読み込み → MIDIファイル...をクリックして下さい。
自分が保存したMIDIファイルを選んでクリックして下さい。
この時、新規プロジェクトを作成するかどうか聞いてくるので
「作成する」か「いいえ」を選んでください。
「作成する」を選択すると新たに新規プロジェクトが作成され、そこへMIDIファイルを読み込みます。
画像のようにトラックと楽器が表示されたら成功です。
MIDIファイル読み込み時の注意点として、楽器が異なる場合があります。
例えば、ドラムのトラック(リージョン)なのに楽器がシンセサイザーになっていたりします。
その時は、個別に自分で楽器を変更しましょう。
まとめ|MIDIデータで曲研究
今回は、MIDIデータ購入についてメリットと読み込み方法を説明しました。
作曲している方にとっては曲研究に最適だと思います。MIDIデータはオーディオデータに比べてあまり知られていないと思うので、ぜひ活用してみて下さい。